Huluでゾンビ祭り開催中で忙しいです。
夏だ!ゾンビだ!
というわけなんでしょうが、Huluでゾンビ祭りというか「なんたらオブ・ザ・デッド」祭りというかが開催中(わたくしが勝手に言っているだけですが)で、いろいろと忙しいです。
玉石混交、とりあえず当方は総当たりで見てますですよ。
お盆休みまでまだどんどん出るといいなあ~!
とはいえ、夏なんでと言ってもゾンビってやつぁ「ゾッとする系」じゃなくてアドレナリンが出るタイプなので、かえって暑くなるんじゃないでしょうか。
冷房で怠くなった体に、ガツンとかましてみましょう!
デイ・オブ・ザ・デッド
これは「死霊のえじき」のリメイクらしいです。
どこが…?地下実験場のあたりが?
それはさて置き、結構怖い系です。
なんでって、「感染すると身体能力上がる系ゾンビ」だからです。
と聞くと28週後…などを思い浮かべるでしょうが、あんな全力疾走するだけのヤツなんてまだまだマシだったな…とさえ思えるほどのアレです。
「デイ・オブ・ザ・デッド」のゾンビたちはもう天井を這い回るやら、塀をジャンプで飛び越えるやらもう大はしゃぎです。
「ワールド・ウォーZ」の方たちより活きが良い。
こんなんムリに決まってるやん…?
しかも前半は銃器を持たずに病院に籠城になってるので、かなりスリリングな脱出劇になってるのですね。
この際リメイクである件はすっかり忘れて、超パワー系ゾンビの大暴れ映画として楽しむが良し。
ショーン・オブ・ザ・デッド
イギリスのバカたちがお好きな方にはお馴染みの二人組、サイモン・ペグ&ニック・フロスト↓
そら真面目に人生考えた方がいいわ、って顔。
こちらは、はっきりとコメディです。
冒頭こそホラー映画特有の「コトの起こる前触れ」を表現する演出が続くのですが、それもギャグのうち。
銃を持たない英国ボンクラたちが何で戦うのかっつったらそりゃあれですよ。
クリケットの板。
これけっこう重さがあるのが画面上も伝わってくるんで、殺傷力的にはイケてそうです。
この映画一番の見せ場は、71分ごろの「Don't stop me nowに合わせてゾンビをタコ殴り」シーンです。
息をひそめてパブ(イギリス人だからショッピングモールには行かない)に身を隠してんのに、いきなりジュークボックスからご機嫌に響き渡るQueen!
誰の選曲!
襲いかかるゾンビ!
ちょうどいいところにビリヤードのキューが!
回るカメラ!アクション!タコ殴り!
という感じで最高にアガるシーンになっております。
このシーンがわたくし生涯で最も笑った映画のシーンであり、今も落ち込んだ時には絶対見ます。
だから配信やめないで、Hulu。(DVDもちろん持ってるけど…)
↓あまりに好きなのでYoutubeの該当シーンを貼っちゃいます。
カウボーイ&ゾンビ
ゾンビはとりあえず何でも見る、という方針にしてるとこんなモンも見ないと行けないのだなあ…と思う作品の筆頭です。
こちらは西部開拓時代のアメリカ、怪しく緑色に光る隕石から出たガスで皆ゾンビに…ってやつです。
まあまあ血みどろですし、こんな感じで景気良くおっぱいがボロンボロン出ます。
美女中心のお食事シーン、2011年とは思えないマットな画質も相まって、80年代にトリップしたような、さながら大草原の小さな家を見てるような錯覚をもたらしてくれる映画です。
なにこの良かった探し!
お口直ししたい貴方へ…
なんだかんだ寄り道したあと、やっぱりロメロに戻りたい・・・。
やはりそれは正解だと思います。
御大が作ったものはノロノロ系ゾンビだし、ムシャムシャの迫力はすごくてもバトルシーンのアドレナリンの出はイマイチ、という点がないわけじゃないです。
しかしながら、背景や社会階層や構造への批判をきっちり描きこむことで醸しだされる世界観の奥行きが、凡百の作品とは一線を画しています。
というわけで、Huluではロメロゾンビものもいくつか配信中ですよ。
でもなんでかナイト・オブ・ザ・リビングデッドは配信終わっちゃったんですねー。
ジャック・スナイダー版ドーン・オブ・ザ・デッドと共に配信再開希望。
ダイアリー・オブ・ザ・デッド
死霊のえじき
ランド・オブ・ザ・デッド
もしゾンビが知性を持ったら?というアイデアが新たに挿入されている映画です。
厳密には皆が知性ゾンビなわけでなく、巨躯の黒人ゾンビが初めて知性や同胞が無残に殺される怒りを持って、更に周囲を「オルグ」していく存在として描かれます。
オルグされるまでのゾンビたちは、夜には打ち上げられる花火を立ち止まってぼーーーっと見ています。
それでもって夜に活動するゾンビを足止めして、人間社会はつかの間平和になるのであった、という仕組みですね。
パンとサーカスつうか衆愚政治つうか、とても気の利いた風刺でニヤリとしてしまいます。
主演は、天パのメンタリストことサイモン・ベイカー。
ゾンビ映画とは言え、隠し切れない良いやつ感。
ではでは、また(なんちゃらオブ・ザ・デッド祭りが続く限り)お会いしましょう!